英語文章実践家として長い間苦しめられている表現にasがある。
大体、悩んでいる時は「ように」の意味での as で悩んでいる。
そこに焦点を合わせて、少し議論をまとめてみたい。
接続詞としての用法
ジーニアス第6版に従いピックアップすると、私(管理人)が注目している as の用法は、接続詞としての用法か、関係代名詞としての用法か、に分かれる。
本記事では接続詞としての用法に限定して話をまとめてみたい(関係代名詞としての用法も本記事に入れようと思ったが、すぐに議論が膨張するのがわかったので控える)。
ジーニアス第6版p.117
②「様態」a) (…)するように,(…する)やり方で,(…する)のと同様に
これはthe way, likeで代理できる。大体、likeが普通、頭によぎる用法だ。
例文を見てみよう。
例)You may dance as you please. 好きなように踊ってよいですよ。[ジーニアス第6版p.117]
やっかいなことにこのpleaseは自動詞で目的語を取らない。
you pleaseはいわゆる完全文なのである。
恐らく、この例のようなasが接続詞だとみなされるのは後続するのが(1)完全文であるか、(2)省略を伴った完全文であるか、いずれかとみなされるからであろう。
前者(1)完全文の意味で取る時、asは「なので」みたいな語感で取るのがよいと思う。そうしないと文法的に非常に納まりが悪い。
省略を伴った完全文
次に、後者(2)省略を伴った完全文の例をあげる。つまり、asが接続詞とみなされ、後続する文がそれ(省略を伴った完全文)とみなされる場合だ。
例)In the nineteenth century, as in the seventeenth century, great social changes took place. 17世紀同様、19世紀において、大きな社会変革が起こった。[ジーニアス第6版p.117]
このasは(2)省略を伴った完全文を後続させる接続詞だと考えられている。つまり、
In the nineteenth century, as great social changes took place in the seventeenth century, great social changes took place.
という風に繰り返すと冗長になる部分が省略されているわけだ。
大概、私達が目にする「ように」の意味でのasは、この用法になる。
しかし、この意味での as は、関係代名詞としてのasと見分けにくい。
このことが as という表現の難しさの核心にあると思っている。
次の記事につづきます。


コメント(ディスカッション)