英語で少々厄介な表現に「確かに」があります。
どう厄介なのか、というと、英語では結構、呼応が求められるからです。ここでいう呼応とは、譲歩のことです。
現代文の(予備校)講義でよく目にする(耳にする)引っくり返し→その後作者の本音みたいな論理を持って来る譲歩の呼応のことですね。
譲歩の呼応:確かにAだ。しかしBのはずだ。
こういう(日本語の)構文があった時、作者の本音はBにある・・・なんて、よく教えられます。
英語の「確かに」は譲歩の呼応が無理やり求められることが多い
さて、英語表現で「確かに」が厄介なのは、この譲歩の呼応を決まって求めるからだ。
Certainly, … but … [文修飾中位で … certainly … but … も可]
True, … but … [It’s true … but … も可]
このように「確かに」の表現CertainlyやTrueは、butで引っくり返される、つまり逆接を呼び込みます。
では、そうしたくない場合は、どうすればよいのでしょうか。
definitely
しかし英語文章表現の実践を考えると、but(逆接)でひっくり返さない意味での「確かに」を使いたくなりたくなる時もあります。
いわばAで既に筆者(作者)の本音を述べる、という表現の仕方ですね。
確かにAだ。(逆接で引っくり返さない)
こういう時「確かに」でなにを使えばよいでしょう。
ジーニアス第6版によれば、definitelyが候補としてあげられます。そしてそれ(definitely)が、まさしく本記事で「確かに」の英訳として注目したいものなのです。
definitelyは、なかなかいい日本語訳がみつからない英単語ですが、以上の文脈で理解してみてはいかがでしょうか。
追記 exactly
definitelyの類似表現としてexactlyがあります。
Aさん「・・・だよね」
B君「確かに!」
こういう時に使われる「確かに!」(もちろん「!」である必要はない)、つまり一語文的の意味での「確かに」の英訳としてdefinitelyとexactlyが共に、よく使われるからです。
しかし上述の意味での文の中で使われる副詞(文修飾中位だと思います)としての「確かに」、つまり引っくり返さない(逆接のbutを伴わない。譲歩の呼応を要求しない)意味での「確かに」はdefinitelyがベストだと私(管理人)は考えています。


コメント(ディスカッション)