所有格表現について詰まってるところを本記事で取り上げたい。
題名を見てピンと来る人は、きっと居ると思う。
二重所有格
二重所有格とは、以下の表現である。
a friend of mine
my friendといえば済むことなのだが、格好つけて、こう(a friend of mine)と言いたくなる時がある。いや、理由はそれだけではない。
my friendと言った時、「私」の友達は1人なのか?と疑問に思う人も居るからだ。そういう人にとって a friend of mineといえば、不定の複数存在し得る友人の中の1人だ、と暗に伝えることができる。
不定冠詞の掛かっている所
さて、この二重所有格に関連して興味深いのが記事名の表現である。
a dog’s tail ロイヤル英文法p.116
a butterfly’s wings ジーニアス6版p.1790
ほとんど後者の例(a butterfly’s wings)で答えは出ているのだが、これらの所有格表現で不定冠詞 a は最初の名詞に掛かっているのだろうか(dog, butterfly)、それとも後ろの名詞(tail, wings)に掛かっているのだろうか?
答えは後者の例(a butterfly’s wings)からわかるとおり、最初の名詞(dog, butterfly)である。
(a dog)’s tail
(a butterfly)’s wings
というワケだ。
二重所有格で表現したら?
では後ろの名詞(tail, wings)は不定表現なのだろうか、それとも(定冠詞で限定される)確定表現なのだろうか?
つまり、
(a dog)’s tail =…
案1. a tail of a dog ?
案2.the tail of a dog?
案3.a tail of a dog’s?
案4.the tail of a dog’s?
二重所有格でもthe でフタをする方がしっくり来るが、ここで注意したいのは、そこに問題はなく、まずもって二重所有格にはしない、ということだ。この時点で、案3と案4は消える。
そして残った案1と案2についてだが、ここで問題はmy friendにとんぼ返りする。つまり、
不定の尻尾(tail)を意味しているのだったら→案1.a tail of a dog
特定(確定した)尻尾(tail)を意味しているのだったら→案2.the tail of a dog
これで本記事の問題は一旦シメることができると思う。a butterfly’s wingsも同様に処理してくれればいい。



コメント(ディスカッション)