『アクセス独和辞典』とドイツ語学習の問題

ドイツ語

 

ドイツ語やフランス語を学び始めた時に感じるのは、英語学習というのはなんて恵まれているのだろう、ということです。

 

実際、英語が難しい、難しい、と嘆く人は多いですが、それでも英語について参考書なり辞書は溢れるほどあり、調べようとすればいくらでも上質な文献が手に入ります。

 

ロイヤル英文法

INSPIRE総合英語

Next Stage(ネクステージ)

・・・

 

こういった英語参考書を、これまで紹介して来ました。

 

ドイツ語を学ぶのは難しい

 

翻ってドイツ語を見てみると、驚くほど出版業界は閑散としています。

 

語学関連の老舗出版社「第三書房」が倒産

第三書房は[2021年]6月30日、事業を停止し、破産申請を[した]。 負債総額は1億3269万円(2021年11月期決算時点)。
フランス語、ドイツ語、スペイン語などの語学関連書籍の出版会社。ピーク時の1994年11月期には売上高約1億9500万円をあげていた。
しかし以降は、出版不況や書籍の電子化などで事業環境の悪化が続き、2021年11月期の売上高は3871万円に減少。外国語の音声ダウンロードサービスなどを実施していたが、先行きの見通しも厳しく2022年6月6日、債務整理に入っていた。

 

あと、大学教育における第二外国語廃止も影響しているはずです。チラッとネットで調べてみましたが、これについてのリストはないので総覧というか概観みたいなことはできませんでしたが・・・

 

 

アクセス独和辞典

 

さて、表題(記事名)の『アクセス独和辞典』ですが、現在第4版(2021年出版)まで出ています。

 

私(管理人)も同書の、しかし第3版をドイツ語を読むときに使っています。

 

哲学の文献を読む時など、現代語のドイツ語辞書など使うな、という人がいますが、賛成できません。

 

現代語の『アクセス独和辞典』で充分だと思っています。

 

あまり使っていて不満はありませんが、とにかくこれしか独和辞典がなかった、という印象は強烈に残ってます。

 

つまり、『アクセス独和辞典』はドイツ語学習の最後の砦ではないか、といった印象です。

 

 

文法書は?

 

さて、100歩譲って辞書は『アクセス独和辞典』でよし、としましょう。

 

そうすると次に、文法について調べられる本が欲しくなります・・・が、ない。

 

結局、私は上掲画像の『必携ドイツ文法総まとめ』を使っています。

 

あともう1つ、拷問に近い書き方がされている『ドイツ広文典』というマニアックな文法書があるのですが↓

 

!https://amzn.to/442RjuF

 

これについては、別の機会に触れたいと思います。

 

 

ドイツ語教師のコンセンサスが欲しい

 

以上からいいたいのは、英語産業のように、ドイツ語においても「この参考書がいい!」「この辞書がいい!」というコンセンサス(同意)を、ドイツ語を教える人たちの間で、もっと広めてほしい、ということです。

 

そして、それが万人の目の届くところに公開されることを強く願います。

コメント(ディスカッション)