功利主義の開祖であるベンサムによるジェンダー,あるいは性差(sexuality)についての見解を考えてみよう.
前記事(前大問=大問1)でベンサムのsensibilityの教説に触れたが、彼はそれを個人の勝手に委ねるのではなく,それ(sensibility)について幾つかの範型をあげていた.
厳密いうと,それ(範型)はsensibilityに影響を与える状況(circumstance)を分類するものであった.そしてその分類の中には,男女の性別(sex)も数え入れられていたのである(Bentham 1789[1], ch vi par.vi).
以下に、それ(sensibilityに影響を与えるcircumstanceとしての性別)についてのベンサム自身の論述を引用する.
引用は2つあるけれども,元々はひとつづきの文章である.その2つの引用について設問を立てたので、ぜひチャレンジしてみてほしい.
問題1(大問2問1)
以下の文章の波線部を,説明も兼ねて訳せ(つまり,主語などをきちんと補い,どういうことを言っているが説明せよ).
引用は『道徳と立法の原理序説』, ch.vi par.xxxvから.
ch.はチャプター(章),par.はパラグラフ(段落番号).
[ ] は問題作成者による修正(補足)である.
問題2(大問2問2)
以下の文章を全訳せよ.但し,人称代名詞や指示語などは「彼女」「それ」など訳さずに,具体的に内容を示すこと.また「異なる」といった場合,なにと異なるのかも明言すること.
引用は『道徳と立法の原理序説』, ch.vi par.xxxvから.
ch.はチャプター(章),par.はパラグラフ(段落番号).
[ ] は問題作成者による修正(補足)である.
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大問2にはここまでです。
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注
[1] 『道徳と立法の原理序説』のこと; ch.はチャプター(章),par.はパラグラフ(段落番号).





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