Bertrand Russell (1872-1970)
上掲画像はバートランドラッセルの写真です。
それとは別に最近、Britannicaのページで使われるラッセルの写真を使いたいと思いました。

そこには、こう書かれています。
Courtesy of the British Broadcasting Corporation, London
この著作権ステータスが、よくわからない。the British Broadcasting Corporation, Londonとは、イギリスのNHKにあたるBBCのことです。
本記事では、著作権表示によく使われる、このCourtesy ofについて考えてみたいと思います。
<人・企業・団体>の好意によって
ジーニアス6版p.480によれば、Courtesy of は、こう説明されています。
(by) courtesy of O
O<人・企業・団体>の好意によって
直訳としてはわかるのですが、これが目下の考察で求められている答えではありません。問題は、
① O<人・企業・団体>に直接コンタクトし、利用許諾を得て使用しているのか?
② それとも、勝手に使用し、著作権表示のために Courtesy of を使っているのか?
①②のどちらなのか?ということだからです。
ほとんどの場合、勝手に使っている
答えはほとんどの場合②になります。つまり、
勝手に使用し、著作権表示のために Courtesy of を使っている
この意味で、
Courtesy of = ©
になります。通常、私達が使っている著作権表示©に相当するのがCourtesy of になるわけです。
国立天文台
以上の「勝手に使っている」という意味でのCourtesy of の用法を一番明確に例示してくれているのが国立天文台の以下の利用規約になります。
クレジットはなるべく、利用する著作物のすぐ近くに明確に表示してください。閲覧者の利便性や各媒体における慣習等のために、利用する著作物とクレジットとが離れて表示されても構いません。各媒体における合理的な方法でクレジットを表示してください。クレジットの表示がない利用は認められません。
クレジットの表示例
日本語:
国立天文台、
©国立天文台、
提供 国立天文台英語:
NAOJ、
National Astronomical Observatory of Japan、
NAOJ/NINS、
Credit: NAOJ、
Courtesy of NAOJ
勝手に使ってはいけない場合
私達は著作権表示をする時、著作権元に言及することはあっても、著作権元に直接コンタクトすることはありません。
しかし、直接コンタクトが必要な場合もあります。
律儀な著作権所有者は大体、以下のような文言(Terms of Use 使用条件)をウェブサイト(インターネットの場合)に掲載しています。
Can I use images or screenshots?
You’ll need to ask permission. Here’s how…To ask about using any photos we own, email the BBC Photo Library.
翻訳
BBC所有の写真については、利用許諾申請をEメールにて行ってください。
この場合は、たとえ Courtesy of を使っていても、勝手に使っているのではなく利用許諾を取らなければならないことになります。
追記:買え?
BBCにコンタクトしたところ以下の返事をもらいました。
Thank you for your interest in BBC Copyright photos.
We offer an online photo sales service which is available on a business-to-business basis to customers wishing to licence BBC copyright images for editorial use only. Customers must register before using this service and all usage must comply with the BBC Photo Library’s Terms and Conditions.
The BBC Photo Library sales site can be found here: https://bbcphotosales.co.uk/
翻訳(意訳)
BBCの写真を使用するためには、フォトセールスサービスのサイトに登録する必要があります。
これは面倒くさいのでパスですね。しかもフォト「セールス」といっているのだから、買わされるかも知れません。私(管理人)のインターネット上の経験からすると、こういった話は徒労に終わるので回避した方がよいと思います。


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