典型的な英語文章執筆実践の話なのだが「以下において」をどう表すだろうか。
in the following
below
hereafter
この辺りがメジャーなところだろう。
しかし私(管理人)は in the sequel という表現が気に入って使っている。
タルスキの翻訳
in the sequel という表現に出会ったのは、哲学分野(か論理学分野)で有名な The Concept of Truth in Formalized Languages というタルスキ(Alfred Tarski, 1901-1983)の論文(原文はポーランド語で、その英訳※)の中である。
※『論理と分析』p.260 にも書いたが、タルスキの指導学生の生物学者Jan Kalicki (1922-1953)によるものらしい。
英訳が所収されているのはLogic, Semantics, Metapathematicsという有名なタルスキの翻訳集です。
こんな風に使われている。
The concept of sequence will play a great part in the sequel. (The Concept of Truth in Formalized Languages, p.171)
シーケンス(列)の概念は以下において重要な役割を果すであろう。
辞書には載っていない
ちなみに in the sequel という熟語は辞書には載っていない。
すくなくともジーニアス6版p.1848には載っていない。
なので使うのに、いつも躊躇するけれども、語感の良さ、またthe followingが結構、形容詞の意味で別に使われることもあるから(例:The following instance is good.以下の例は結構だ。など)、私(管理人)は「以下において」と書きたい時、案外多く in the sequel という、このタルスキ表現を好んで使うことが多い。


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