英語文章執筆の実践において結構、気になるのが見出しやタイトルにおける冠詞の問題があります。
ちょっと考えてみましょう。
A Mathematical Introduction to Logic
私(管理人)が本問題(タイトルに冠詞をつけるか?)に関して大きな影響を受けた3冊の本があります。
1冊目は、とても有名な記号論理学の本、エンダートンの『論理への数学的序説』です。
A Mathematical Introduction to Logic
不定冠詞Aが付いてますね!
An Introduction to the Principles and Morals and Legislation
2冊目はベンサムの『道徳と立法の原理序説』です。
An Introduction to the Principles of Morals and Legislation
不定冠詞Anが付いてますね!
Introduction to Semantics
上掲2冊を見る限りでは、タイトル(や見出し)には、たとえ大文字化(Capitalize)しようとも、冠詞を付けなければならないように見えます。
しかし、カルナップの『意味論序説』には付いていません。
Introduction to Semantics
不定冠詞(も定冠詞)は付いていませんね!
結局、私(管理人)は、このカルナップのタイトルに倣い、タイトルや見出しの場合、たとえ可算名詞であっても冠詞は付けていません。
根拠
タイトルや見出しが、たとえ可算名詞であっても冠詞は付けない、ということは許されるのでしょうか。
Practical English Usagep.211には、headlines(見出し)の項目の中で、こんな風に書かれています。
Headlines often leave out articles and the verb be.
見出しでは、頻繁に冠詞やbe動詞が省略されます。
結局、このPractical English Usagep.211の一文が、私(管理人)が「タイトルや見出しの場合、たとえ可算名詞であっても冠詞は付けない」という方針を取るようになった根拠となっています。
ちなみに例としては以下のものがあげられています。
[“]SHAKESPEARE PLAY [IS] IMMORAL[“] SAYS HEADMASTER 「学校長が “シェイクスピアの演劇は不道徳である”と語る」
SCHOOLBOY WALKS IN SPACE 「男子児童が宇宙を歩く」
前者の例(SHAKESPEARE…)は非常に難しいですね。SHAESPEARE PLAYの不定冠詞 A が欠けている、という例ですが、ここでのAは一般性を表すAです。このAは下の例(SCHOOLBOY)で省略されているAとは毛色の違うものです。この点についても機会があったら論じてみたいと思います。



コメント(ディスカッション)