理系・・・というか、科学的な文章を書いていて、なにかしらの命題が「成立する」といいいたくなることはあるだろう。
既出版の英文を読んでいて、こういう時「成立する」の意味で意外に使われていることが多いのがholdだ。
しかしジーニアス英和辞典を初めとして、holdにこの意味(成立する)を宛がっている辞典はほとんどない。
かすめているのが「有効である」という意味で(ジーニアス第6版p.997)、しかし、この意味での説明はジーニアスでも第4版からずっと停滞している。つまり、いつまで経っても「成立する」という意味で使ってよい、というゴーサインが出ない。
結論
さっさと結論にいってしまうと、
hold trueのtrueが省略されてholdになった。
というのが私(管理人)の理解である。ここでのholdはほとんどbe動詞と同じ不完全自動詞。hold trueで「真である」。これが短縮されてholdになった、と思う。
hold trueについては上述のジーニアス第6版p.997に載っている。
海外のサイトでの議論
海外のサイトのこんな議論も参照してよいだろう。
質問者:”This equation holds.”と”This equation holds true.”この2つの表現に違いはありますか?
回答:どちらでもよいでしょう。ただ「等式(equation)」でなにかしらの論理的真理を意味するなら、ただtrueというのでは物足りないので注意すべきです。
こういったサイトを見ていると、ネイティブにもholdをはじめ、用法に揺らぎがあることがよくわかって興味深い。
それにしても、この回答者の回答は、少し哲学的である。



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