本記事は、拙著『リンリのロンリ―カントと功利主義にいたる六十三の哲学講義』の紹介になります。
本書『リンリのロンリ―カントと功利主義にいたる六十三の哲学講義』は、本サイトで倫理学の問題を扱う際、基礎に置かれるカントの義務論、そして功利主義の思想が体系的に、現代的な視点で論じられています。
このサイトで複数回参照することも多いと思うので(もちろん本書を読んでおく必要はありません)、本記事で紹介させていただきます。
書誌情報
出版社 : 晃洋書房; 菊版 (2020/10/20)
発売日 : 2020/10/20
言語 : 日本語
単行本 : 280ページ
ISBN-10 : 4771033870
ISBN-13 : 978-4771033870
紙書籍になります。
在庫は現時点でないため、Amazonでの古本での購入が勧められます。
本書の電子版はありません。
内容紹介
ひと言でいえば『心の論理』を噛み砕き、それ以後の発展を加えたのが本書です。
【主観の真実】科学を超えたところで展開される主観の論理としての倫理を追究し、脳科学では到達できない主観の領域から、伝統的、古典的な哲学の意義を示すことを試みる。
出典:著者紹介文(アマゾン,楽天における)
『心の論理』という著作で、著者は現代哲学の行為論から、カントや功利主義にいたる議論の道筋を模索していました。その際、手掛かりとなったのが実践的三段論法です。
私はAであったらいいなと思う。(欲求) 私はBすればAが実現すると思う。(信念) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ∴ 私はBしようと思う。(行為、意志)
この形の三段論法(実践的三段論法)が、どのようにしてカントの論理、功利主義の論理につながってゆくのか。
本書『リンリのロンリ―カントと功利主義にいたる六十三の哲学講義』では、それと同じモチーフが追究されてゆきます。
実践的三段論法とは、主観の論理で、そのために主観的な思考の展開を中心とする倫理の議論につながってゆくのではないか、というのが本書『リンリのロンリ―カントと功利主義にいたる六十三の哲学講義』の考え方になっています。
特にカントの論理的な倫理学の分析では、それなりに意義をもつものとして読むことができます。
本記事はここまでです。
本書には姉妹版というか、ほぼ同じ内容の本があります。

こちらは絶版になっています。
本書『リンリのロンリ―カントと功利主義にいたる六十三の哲学講義』の方も古本でしか手に入らないと思いますので、近い内に第3版という形で出版(電子書籍)したいと思います。


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