Aristotélēs (Ἀριστοτέλης 384–322 BC)
Bust of Aristotle. Marble, Roman copy after a Greek bronze original by Lysippos from 330 BC; the alabaster mantle is a modern addition. The copyright holder of this image releases it into the public domain. This applies worldwide.
現代倫理、特に応用倫理において倫理学の立場は、3つに分かれます。
① カントの義務論
② 功利主義
③ 徳論倫理
①と②については、下記作品を書いて来ました。
① カントの義務論 → カントの倫理学ー正しく考えるために
② 功利主義 → ベンサムの功利主義ー目的手段思考とはなにか
これに加え、③徳論倫理についての作品を準備しています。それが本記事で紹介する『徳論倫理覚書ーアリストテレスと現代倫理』になります。
2026年1月10日更新=追記(重要)
本書籍は『アリストテレスの徳論倫理とその論理』という題名で現在,楽天Kobo電子書籍として出版されています。下記リンク先でご購入下さい。
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徳論倫理とはアリストテレス倫理学のことである
倫理学に取り組んでいると、おのずと徳(virtue)の話題に踏み込んでゆきます。
そこで徳はなにかを、まず考えるようになるのですが、徳の問題はプラトン(ソクラテス)によっても扱われています。例えばプラトンの『メノン』がそれです。
では、そういった古代ギリシアの文献をしずしずと読まないといけないのか、それが徳論倫理の学び方か・・・という(まだ果してもいない)徒労感に襲われるのですが、案外入り口はスッキリ開けます。
それがアンスコムのModern Moral Philosophyという論文です。これを読むと(というか、この論文を取り巻く状況から)、次のことが分かります。
✔ 徳論倫理はアンスコムのこの論文によって始まった。
✔ 徳論倫理とはアリストテレスの倫理学のことである。
✔ 徳論倫理はアンスコムの意図的行為と関連性をもつ(アンスコムはPhilosophy of Psychologyという言い方をする)。
ただ、私(管理人)自身は、アリストテレスの倫理学は、どちらかというとドレイファスの哲学とかと相性がよさそうだ、という印象です。
徳論倫理の位置づけを探る
私(管理人)自身が徳論倫理に取り組む意図は明白で、その(徳論倫理の)カントと功利主義に対する位置づけを探る、というものです。
なので、アンスコムが熱弁したように徳論倫理によって、カントと功利主義が否定し去られる、とは全然思っていません。
具体的なことは本作『徳論倫理覚書ーアリストテレスと現代倫理』によって展開されるよう、現在執筆中です。
本記事はここまでです。
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